レッドなミレーの日記

就活生として、一人の人間として考えたこと、気づいたことを書いています

会社説明会で会社説明してませんか?

就活生として合同説明会や面談をしてきて、会社説明に終始する企業が非常に多いことに驚きました。会社説明会で会社説明することも大事だけど、もっと「大事なこと」があるんじゃないのー?という記事です。

 

◎会社説明に終始する会社説明会とは?のお話

私の志望業界は機械メーカーなので、機械メーカーの会社を例に説明していきます。

説明会での話すことと言えば、こんなかんじ

・会社概要

・製品紹介

・沿革

・オフィス紹介

・社内制度

 

◎会社のニーズと就活生のニーズのズレのお話

機械メーカーとしてはBtoBで知名度も低いため、「もっと自分たちのことを知ってほしい、理解してほしい」と思って企業PRをしますが、就活生には全く魅力的に見えません。なぜなら、就活生は「この企業に入ったらどんなキャリアを歩むのか」、「自分はどんな活躍ができるのか」の方が気になっているからです。しかも、われわれミレニアル世代は、他の世代と比べて「自分の仕事がなんのためになっているのか」、「どんな社会的意義があるのか」を考えます。

そんなミレニアル世代に、「うちの企業がどんなにスゴイか」や、「うちの製品がどれだけのトップシェアを誇っているのか」を話しても、心に響きません。

(製品に驚いて関心を持っても、その会社に入りたい!とは思いません)

 

◎じゃあ、どうすれば良いのかのお話

改善策は2つあります。

1つ目は、「ビジョンや社会的意義を熱く語る」です。先ほども書きましたが、ミレニアル世代は、自分の仕事や働くことがどのように社会に影響を与えているか、つまり社会貢献性を考える世代です。その世代に対して自社をマーケティングして魅了させ、自社の選考を受けてもらうためには、ビジョン(=事業を通してどのような社会を実現したいか)や社会的意義(=どのように社会に影響を与えられるか)を熱く語ることが必要です。

2つ目は、「人を大事にする社風にする」です。先ほども書きましたが、就活生はキャリアや活躍できるかどうか、を考えます。技術ファーストになりがちな機械メーカーは、技術が最優先で考えがちです。しかし、自社の製品よりもキャリアパスや、ヒトに投資する姿勢を示すことで、就職先として考えてくれるのではないでしょうか。

もちろん、「人を大事にする社風にする」ことは新卒採用というシーン以外にも有効です。詳しくは書きませんが、技術革新のスピードが加速し、技術の寿命が短くなっていく現代社会において、「人」に投資することが長期的な利益を考えた時に有用である、ということです。